昨日は中秋の名月🌕✨
東北地方の田舎に住んでいますが、今日も月が綺麗です。
今日は月見団子ではなくて、まあるいタルトを焼きました。
フランスの伝統菓子の『タルトタタン』です。
20代の頃から持っているお宝のレシピ切り抜きから、タルトタタンを作ってみました。
砂糖を三温糖に変えたら、りんごのキャラメル煮が上手くいったのでレシピを紹介しますね♪
タルトタタンの名前の由来
タルトタタンは、タタンおばあちゃんが失敗して、タルト生地とりんごを逆さまにして焼いてしまったのだとずっと思っていました。
実は、19世紀後半にホテルを経営していたステファニーとカロリーヌのタタン姉妹の名前が由来だそうです。
料理を担当していたのは主に姉のステファニー。
りんごのタルトを作っていたとき、煮詰めすぎてりんごを焦がしてしまいました。
なんとか失敗を取り戻そうと、りんごを煮たフライパンにタルトの生地をかぶせて、
そのままオーブンにGO!
それが美味しいキャラメル味のリンゴのタルトに🍎✨
タタン姉妹から名前がついたタルトタタンは、ホテルの名物料理になったそうです。
タルトタタンの材料
〈直径22cmのパイ皿1個分〉
【りんごのキャラメル煮】
りんご 4個(850g~900g)
バター 大さじ2
三温糖 100g
レモン汁とラム酒 少々
【タルト生地】
薄力粉 125g
塩 小さじ1/4
無塩バター 80g
三温糖 大さじ2
卵黄 1個分
水 小さじ1
【その他】
打ち粉用薄力粉 適宜
バター(型に塗るため) 適宜
作り方
【りんごのキャラメル煮】
①りんごは皮と芯をとって、6つに切る。
②鍋にバターと三温糖を入れて、キャラメルソースを作る。中火。
③りんごを加えて、ヘラで返しながら煮る。
④レモン汁とあればラム酒を加え、15分~20分くらい汁気がなくなるまで煮る。
⑤完全に冷ましておく。
【タルトの生地作り】
①薄力粉と塩をふるいにかけておく(しなくてもOK)
②バターはあらかじめ室温に戻して柔らかくしておく。
③タルト生地の材料をムラがなくなるまで混ぜて、まとめる。
④打ち粉をしたまな板の上で麺棒で、厚さ3mmくらいに伸ばす。パイ皿の大きさの円状にする。
(うちではラップの芯を麺棒のかわりに。生地はラップに挟んでちゃっちゃっと伸ばしてしまいす。)
⑤冷蔵庫で10分寝かせる。
【タルトを焼く】
①オーブンを180℃に余熱。
②バターを塗ったパイ生地にりんごのキャラメル煮を並べる。
③寝かした生地をりんごの上に載せて、軽く押さえる。
④オーブンの中段で30分~40分くらい焼く。
⑤熱いうちにひっくり返して皿に盛り付ける。
焼き上がりはこの状態。
ひっくり返すと1枚目の画像のようになります♪
感想
数年に1回作るこのレシピ。
キャラメルを焦がしすぎたり、ちゃんとキャラメルにならなくて、風味がなかったり、
うまく作るのが難しかったのです。
失敗してできたレシピなのに〜。
今回、思いつきで三温糖にしたところ、いい感じのキャラメル煮になりました。
三温糖にはもともとカラメル色素が添加されていて香ばしい風味になっているので、うまくいったのかなと思っています。
少し温かいうちにバニラアイスを添えていただきました😋
レモン汁を入れすぎて酸味が強かったので、アイスクリームと一緒に食べるとちょうどよかったです✨
『失敗は成功のもと』のタルトタタン。
何か失敗すると思い出すようにタルトタタンが焼きたくなって、
失敗したのに甘くて優しいその味に元気をもらっています。
りんごの美味しい季節🍎
お菓子に使う紅玉も出回り始めています。
タルトタタンの作り方はアップルパイよりずっと簡単なので、ぜひ作ってみてください。
そんな由来の話しもしながら、タルトタタンを食べたら元気になれそうですよね♪
なぱん🍀